理想のウルトラクイズ[17]・社員食堂と第2週
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第2章・プロジェクト"リスペクト"始動
約11ヶ月振りの更新でご無沙汰しております。
ウルトラクイズの制作物語を妄想するブログ、
「理想のウルトラクイズ」の第17回目です。
昨年11月にOCNのブログサービスが終了したため、コアタイムブログ同様に移転いたしました。
トップページは http://risounouq.coretimeblog.net ですので
よろしくお願いいたします。
前話の最後に書いたのですが、有休くんの第1回ウルトラクイズのVTR視聴を小休止して、第3章に入るつもりでしたが、今回は第2章のままとさせていただきます。
(ストーリー的にタイミングが悪いので。)
[この話はもちろんフィクションです。]
- 以下妄想 -
第1回アメリカ横断ウルトラクイズ第1週目を見終えた主人公・有休一八(アリヤスカズヤ)は、ウルトラクイズの原型とも言える第1回の映像に満足感を感じていた。
第1週のDVD再生が終了し、時計を見た工藤氏が声を掛ける。
「有休君、もうお昼だ。飯でも食おうか。」
工藤氏、松岡、そして有休の3人は、汐留テレビ17階の社員食堂に足を運んだ。
(吉川はまだ仕事を続けるというので来ていない。)
汐テレの社員食堂は、大東京タワーや新宿のビル群、晴れた日には富士山まで一望できるロケーションで見晴らしがよい。
有休が食券を待つ列に並んでいると、どこかで見覚えのある顔が・・・。
目の前に居たのは、NEWSJERO(ニュースジェロ)のラルク田中アナだ。
いや、ここは高校生クイズ第3代総合司会のラルク田中アナと呼んだ方がいいだろう。(パワー!)
ラルクアナもここで食事をするんだ!と有休は思った。(社員だから普通の事である。)
有休らは4人掛けのテーブルへ移動し、工藤氏、松岡、有休の順に席に着いた。
すると有休にショートカットの女性が話しかけてきた。
「すみません、こちらの椅子をお借りしてよろしいでしょうか?」
彼女はグループでテーブルを押さえていたが、一人分の椅子が足りないので貸して欲しいようだ。
有休達のテーブルは椅子が1つ余っていたので、「どうぞどうぞ」と椅子を渡した。
すると、彼女は
「ありがとうございます^^」
とキラリと光るかのような笑顔を見せた。
(かわええええ~!!と思った有休。)
彼女が椅子を運んでいく、その様子が気になる有休。
すると松岡さんが気づいた。
「彼女は、今年の新入社員だね。」
「あっ、そうなんですか」
「確か、アナウンス部に配属される三船君だったかな。」
はて、アナウンス部?てことは・・・。
「じょ、女子アナなんだ!」
彼女の名は三船未来(ミフネミク)。
来月2007年4月入社予定の汐留テレビ新人アナウンサーである。(新人研修中)
松岡さんによると、彼女は将来、汐テレの看板女子アナとしてアナウンス部だけでなく
汐テレ上層部からも大きな期待が寄せられているのだそうだ。
(松岡さんは総務部に在籍しているためか、社内の情報が耳に入ってくるようだ。)
有休は彼女が出演する番組は絶対録画しようと決めた。(可愛いから)
だが数か月後、三船アナが復活ウルトラクイズ”リスペクト”に大きく関わることになるとは、この時思ってもみなかった。
昼食を終えた有休達は、「リスペクト課」の部屋へ戻り
第1回アメリカ横断ウルトラクイズのVTR視聴を再開した。
以下、第5チェックポイント・フェニックス以降をまとめておく。
—————————
第5チェックポイント・フェニックス(6名→5名)
灼熱の荒野で行われる早押しクイズ。3ポイント勝ち抜け。
誤答ペナルティとして、回答者の数メートル後ろに立っているサボテンまで走り、
ぐるっと回って戻らなければならない。
さらに全員が問題に答えられない場合は、全員がサボテンまで走って戻らなければならないという理不尽なルール。
早速第1問で問題がスルーされ、全員がサボテンまで走ったことに有休はウケた。
(後期ウルトラでは、動きのある誤答ペナルティはなかったよなあ。メモメモ。)
罰ゲームはヒッチハイクのドッキリ。騙された敗者はたまったもんじゃない。
今世紀最後!のサンフランシスコの罰ゲームはこの時のオマージュのようだ。
第6チェックポイント・ダラス(5名→4名)
ダラスのロデオ牧場で行われる早押しクイズ。3P勝ち抜け。お手付きはマイナス点。
各挑戦者が一人ずつ馬に乗って登場するのだが、松尾氏は一風変わっていた。
留さんから松尾さんにマイクが渡されると突然歌い出した。
「母ちゃんの事なんか~気にしない~♪」
「たたかーいはここから~♪たたかーいは今から~♪」
(松尾さんの歌を着メロにしたいと思った有休。何かがおかしい。)
藤原さんは「罰ゲームが怖いからニューヨークまで連れてってちょうでゃーね。」と名古屋弁。女性の名古屋弁はチャーミングだ。
早押しに正解すると、観客から歓声が沸き起こりノリが良い。
勝ち抜けるとカウボーイっぽいバイオリンの生演奏が流れる所も雰囲気がいい。
(編集で後からジングルを乗せるのではなく、生演奏するのもアリだなあ。)
第7チェックポイント・ニューオルリンズ(4名→3名)
ミシシッピ川に浮かぶ船の上で行われる早押しクイズ。5ポイント勝ち抜け。
クイズ前に留さんから優勝賞品が発表され、ラスベガスの1300坪の土地と聞いた各挑戦者からは笑みがこぼれる。
通常の早押しクイズの他に、バンドの生演奏が行われた後、演奏された曲に関連する早押し問題が出題されるクイズもあった。
勝負が決まり、「マドンナ」と呼ばれた女性の河村さんが敗退すると、
藤原さんが「マドンナと別れるのが辛い」と泣き出す。涙腺が緩むシーンだ。
勝ち抜いたのは松尾さん、藤原さん、遠藤さん。残り3名に。
第8チェックポイント・アトランタ(3名→2名)
ストーンマウンテン公園で行われるクイズ。
インスピレーションクイズ(3択)&早押しクイズという2つのクイズ形式。7ポイントで勝ち抜け。
インスピレーションクイズでは、ゲストとして世界で最も体重が重い&2番目に体重が重いマクガイワ兄弟が登場。
巨漢の兄弟がバイクに乗って登場する姿はインパクト大。
マクガイワ兄弟の背中が痒い時、何を使って掻くのかを問うクイズでは、まさかの「孫の手」が正解だった。
最初に勝ち抜いたのは女性の藤原さん。何気ないシーンだが、藤原さんが遠藤さん、松尾さんの肩に手を置いたシーンが2人にエールを送っているようで記憶に残った。
遠藤さんにリードを許した松尾さんだったが、早押しクイズで逆転し勝ち抜け。
松尾さんのインタビューでは、藤原さんの方が一回り若く頭の回転が早いこと、
さらにクイズ番組の戦歴が藤原さんの方が多いという事を述べていた。
最後のコンピュータ予想では、1位松尾さん(正解率79.9%)に優勝マーク。
だが2位藤原さんも正解率78.3%で僅差であった。
決勝戦・ニューヨーク
決勝前夜の二人が日本の家族へ国際電話。
ウルトラが単なるクイズ番組ではなくドキュメンタリーである一面が垣間見える。
挑戦者を乗せたヘリコプターがパンダムビルの屋上へ向かう演出、
さらに留さんが二人のクイズ戦歴を実況するシーンが(BGMは違うけど)盛り上がる。
クイズ形式はニューヨーク決勝ではお馴染み、10ポイント先取の早押しクイズ。
(有休は第1回から10ポイント早押しだったんだとしみじみ。)
クイズの方は年の功ともいうべきか、松尾さんが10-3で藤原さんに差を付け優勝した。
パンダムビルの屋上で走り回りジャンプする松尾さんが微笑ましい。
場面は変わり、ブロードウェイのピアノバーで「クイズ王祝勝パーティー」が行われた。
ラスベガスの土地の権利書の贈呈式もあり、さらには準優勝の藤原さんが(ウエイトレス風衣装で!)巨大なグラスに注がれたシャンパンを運び、
松尾さんへ「(全部)飲ませちゃいましょう!」と渡す。
すると松尾さんはそれを2、3回に分けながらも全部飲み干した。
黒人女性歌手の本格的な歌もあり、松尾さんにとって、この夜はきっと忘れ得ぬ記憶になっただろう。
———————–
場面はスタジオに変わったのだが、ある人にドッキリが仕掛けられた。
その理由がウルトラクイズの中では珍しい事なのだが、
鈍感な有休は気付いていなかった。
有休「VTR巻き戻していいですか!?」
- ここまで -
無理矢理終わらせた感がありますが、続きは次回。
次回までが第2章で、次々回から第3章の予定です。
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