理想のウルトラクイズ[9]・口論と第1回

公開日: : 最終更新日:2014/10/26 第2章・プロジェクト"リスペクト"始動

GWも残りわずかという頃、「理想のウルトラクイズ」の更新です。
4月は1回しか更新できませんでしたが、月1~2回の更新ペースでやっていきたいです。
(更新の際、コアタイムブログでもお知らせします。)

前回:理想のウルトラクイズ[8]・「リスペクト」始動と新メンバー

[この話はもちろんフィクションです。]

- 以下妄想 -

「リスペクト課」始動初日の自己紹介。
その場で、思いもよらない事件が起きた。

吉川真利子は工藤氏の方を向いて話した。

「工藤さん、自己紹介の場で、こんな事を話すのは申し訳ないのですが・・・

私を報道部へ戻して頂けませんか?

その言葉に工藤氏の表情が変わる。

吉川は話を続けた。

「どうして、私をウルトラクイズなんてくだらない番組の為に呼んだのですか?」

何だって!?
有休は、ウルトラクイズを「くだらない番組」と切り捨てる吉川に驚きを隠せない。

「あんな番組、大人はともかく、子供に見せられるものではありません。
"リスペクト"だなんてプロジェクトチームを作ってまで・・・。
そこまでして放送しなければならない番組ですか?」

ちょ、ちょっと・・・
有休は言い返そうとするが、吉川の威圧感に声が出ない。
するとその時

「何やと!?」

大祐だ。

「ちょっと待てや。ウルトラクイズが『くだらない番組』やと?
ウルトラのどこを見て言うとんのや!」

その時、阪井は強く机を叩いた。
ペン立てが倒れ、机の上をボールペンが転がる。

「ウルトラクイズはな、ワイがテレビの道へ進むきっかけになった番組や。
ウルトラに憧れて、汐テレに入ってきた言うても過言ではない。
いくら吉川が同期かて、ウルトラを『くだらない』言うのは我慢ならへんな。」

阪井の言葉に吉川が返す。

「私はね、お笑い芸人が溶けたロウソクを頭から被ったり、
ネバネバした粘着に張り付いたりする姿を見て笑う。
そんなバラエティがくだらないと言ってるのよ!」

有休は確信した。
吉川さんはウルトラクイズを「お笑いウルトラクイズ」※と勘違いしている!
※この年(2007年)の1月にお笑いウルトラクイズが復活した。

それには阪井も気づいたようで

「おい、それお笑いウルトラクイズやろ。
本物のウルトラクイズとはちゃう。」

有休も
「そうですよ、ウルトラクイズは普通のクイズ番組です!(普通じゃないけど。)
お笑いじゃありません!」

吉川は勘違いに気付いたようで、少し頬を赤らめた。

「と、とにかく、私は今年のJリーグ開幕に向けて準備していました。
9月のラグビーワールドカップ※だって、関係者にアポを取って
取材を開始しようとした矢先だったんです。
(※汐テレが2007年ラグビーW杯フランス大会の放映権を獲得)
それなのに、どうして私が異動なんですか?」

おや?と思った工藤氏。

「吉川君、準備を進めていた取材が中断される事もあるだろう。
それに関しては申し訳なく思っている。
だが異動に関しては、吉川君はしばらくの間、報道部と兼任する形になるはずだが。」

ちょっと待ってくれと報道部へ電話をかける。

「もしもし?リスペクト課の工藤ですが、田中部長を・・・。
あ、もしもし工藤ですが。え~吉川君の件で・・・。」

いったん受話器を置くと、

「吉川君、田中部長から内線1番。」

吉川が電話を取ると

「もしもし、お疲れ様です吉川です。
はい・・・。分かりました。
ラグビーの件は・・・そうですか、失礼します。」

吉川は受話器を置いた。
電話によると、吉川さんは年内の間、報道部と"リスペクト"を兼任し、
ラグビーW杯についても、取材を続ける形になるのだそうだ。

工藤氏は、
「まあ、吉川君には話が伝わって無かったようだが、
分かってもらえたようで一安心だ。
実はリスペクト課は始動したばかりで、今はそれほど仕事が無い。
暫くの間は、今の業務と並行して進める形になるだろう。」

工藤氏は話を続けた。

「吉川君だけでなく、松岡君だって総務部と兼任しているし、
私もしばらくは『SNNドキュメント』の制作を続ける。
こうして皆忙しい中、集まってもらったのは、
有休君達との顔合わせは、少しでも早い方が良いと思ったからなんだ。」

吉川は、忙しい中参加している工藤氏や、松岡の立場を汲み取った。
そして吉川は、ウルトラクイズを「くだらない番組」と言ってしまった事を阪井に謝った。

「阪井君、さっきはごめんなさい。
阪井君が大事に想っている番組をあんな風に言ってしまって・・・。」

「そんな事ええって。誤解だと分かったんやし。」

良かった。二人は仲直りしたようだ。
一時はどうなるかと思ったが、有休はホッとした。

工藤氏によると、"リスペクト課"には、もう一人メンバーが加わるそうだが、
別の番組で忙しく、今日は来られないのだそうだ。
後々、有休はその問題児(?)に振り回される事になるのだが・・・。

工藤氏が有休に質問する。
「所で有休君は、いつ頃からウルトラクイズを見始めたのかね?」

「え~っと、いつ頃から見始めたのか・・・。
実は、あんまり覚えてないんですよね。
ただ、記憶にある中で、一番古い回は第7回のウルトラです。」

「第7回か・・・それは有休君が生まれた頃じゃないのかね?」

「ええ、僕が生まれた年のウルトラです。
うちの親父がウルトラクイズ好きで、昔のVTRが結構残ってまして。
僕も親父に影響されて、ウルトラクイズが好きになったんです。」

「では、それより前のウルトラクイズは見てないのだね?」

すると、工藤氏が松岡に指示した。

松岡は、
「こちらです。」
と、灰色のDVDケースを差し出した。

有休は、そのケースに印刷された

第1回史上最大!アメリカ横断ウルトラクイズ

の文字に目を奪われた。

-ここまで-

工藤氏が用意したのは、第1回アメリカ横断ウルトラクイズの映像。
果たして、工藤氏が第1回のウルトラクイズを見せる理由とは?

次回は5月26日(日)頃の予定です(目標)

次回:理想のウルトラクイズ[10]・創りたいウルトラクイズ

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