理想のウルトラクイズ[7]・ミスターウルトラクイズ

公開日: : 最終更新日:2014/10/26 第2章・プロジェクト"リスペクト"始動

妄想でウルトラクイズを展開していく「理想のウルトラクイズ」第7話です。

中断期間中、最も頭を悩ませていたのが、「有休君と神留さんの対面シーン」でした。
何しろ本物の留さんにお会いした事が無いのに、留さんの事を書こうとしている訳です。
結果、こうなりました。

前回:理想のウルトラクイズ[6]・「リスペクト」と緊張

[この話はもちろんフィクションです。]

- 以下妄想 -

工藤氏が寿司屋の暖簾(のれん)を潜ると、

「おう、留!」

えっ、もうトメさんが来ているのか!?

有休が恐る恐る暖簾を潜ると、寿司屋の威勢の良い「へい、らっしゃい!」の声。
しかし、店の中には客が誰一人居ない。

工藤氏はニコリと笑い、

「・・・なんてな。」

既に留さんが来ていると思っていた私は

「ちょ、驚かさないでくださいよ!」

「なあに、有休君がタクシーの中で固まっていたから、緊張を解そうと思ってな。」

工藤氏にしてやられた!という感じである。

早速カウンターに座ると、店の大将から、今日は13時まで神留さんの貸切だと聞かされた。
高そうな寿司屋を貸切だって!?
流石、第一線で活躍する司会者。と驚いてしまったのだが、
工藤氏の話によれば、「復活ウルトラクイズ」の情報が他の客に漏れないようにする配慮なのだという。
そこまでトメさんは考えていたなんて。

また工藤氏は大将と顔なじみらしく、
「大将はテレビ見ないし口が堅いから、情報が漏れる心配はない。」との事。

すかさず大将が
「あっしは、留さんがテレビに出ている人だと気付いたのは、
留さんが店に来るようになって、5年位経った後でしたかねぇ。」
と笑い話を聞かせてくれた。

その時、ガラガラガラと、店の戸が開いた。

「へぃ、らっしゃい!」

戸を開けた人物を見たとたん工藤氏は

「おお、留!ご無沙汰です!」

「庄!お元気でしたか。」

その声は神留功男氏。そう、トメさんである。
頭にはすっかり白髪が生えてしまったが、生き生きとした声はあの頃のまま。
本物の留さんだ。

神留さんと工藤氏が会うのは十数年振りだそうで、
その二人がガッチリと握手を交わした。
あの頃のウルトラクイズを製作する為に欠かせない3つの要素、
そのうちの「A」「B」
スタッフの間で「トメ・ショウ」コンビと言われた2人が今ここに。

私は緊張しながらも留さんにご挨拶。
こんな私が復活ウルトラの制作総指揮を務める事になって申し訳ないと話したら、

「なあに、気にすることは無い。思い切りやればいい。
と温かいエールをくださった。
ああ・・・なんていい人なんだトメさん。

工藤氏と神留さんの会話が弾み、その後、工藤氏から改めて、
復活ウルトラの司会者が菅家アナに内定した事が告げられた。
トメさんも菅家アナと「今世紀最後!」のウルトラクイズで一緒に仕事した事を覚えており、
尚且つ、ニュース番組での司会振りから

「彼ならやってくれるだろう。」

と菅家アナを信頼しているようだった。

そして、復活ウルトラのスーパーアドバイザーナレーションを留さんに依頼。
留さんもそれを了承した。

しかし有休は、思い切って質問した。
「どうしても、ウルトラクイズの出題レポーターは無理なんですか?」

留さんは沈黙したのち、年齢的にウルトラの旅は難しい事を告げた。
また、何年後になるか分からないが、この先もウルトラクイズを開催したいのなら、
今のうち若いアナウンサーに任せた方が、次のウルトラが開催される可能性も高くなるのだという。
ウルトラクイズを1回で終わらせたくない有休は、留さんの思いを受け入れた。

しかし、有休には少し未練があるようで

「では、どこかで・・・
1度か2度、どこかのチェックポイントに来て下さっていただけませんか?」

有休はサプライズとして、トメさんをどこかのチェックポイントで登場させ
出場者と視聴者を驚かせたいのだという。

「敗者復活戦でも、ニューヨークの決勝でもいいんです。
留さんにアメリカまで来てもらって、サプライズを起こして欲しいんです。」

そうすれば番組的にも盛り上がるし、
「ウルトラクイズはトメさんじゃなきゃヤダ!」
という視聴者に少しは納得してもらえるはず。

また留さんが現レギュラー番組を務める『グレードキャスター』は生番組のため
放送日は移動できないが、収録番組の『いつまでも波乱万丈』なら収録日を調整できる。
汐テレの番組だから、あらかじめウルトラクイズの為に2、3本まとめて収録する事も可能だろう。
グレードキャスター放送日以外の期間を使えば、留さんがアメリカに来れるのではないか?
そういう計算もあった。

神留氏の答えは「YES」だった。
やった!トメさんがアメリカまで来てくれる!!
有休は期待で胸が弾んだ。
この日のお寿司は、いつも以上に格別な味となった。

「そろそろ時間だな。」

工藤氏が時計を覗いた。

「今日は本当にありがとうございました。」

有休がお礼を述べると、神留氏は

「困った事があれば、いつでも相談にいらっしゃい。」
全面サポートを約束した。
ああ・・・なんて素晴らしい人なんだ留さん。有休は感激した。

神留氏は次の仕事先へ向かった。
その姿を見た有休は、
絶対に復活ウルトラを成功させる!と心に誓ったのだった。

– ここまで –

こんな感じでしょうか・・・。
まだ留さんと話足りない気もしますし、書けなかった妄想エピソードもありますが、
それは次の機会にという事で。

さあ、次は復活ウルトラクイズプロジェクト「リスペクト」が本格始動。
新メンバー登場の巻です。

[追記 2013/03/10]
文章を加筆・修正しました。

次回:理想のウルトラクイズ[8]・「リスペクト」始動と新メンバー

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