理想のウルトラクイズ[14]・グァムの○×とウルトラハット

公開日: : 最終更新日:2014/10/26 第2章・プロジェクト"リスペクト"始動

ウルトラクイズの制作物語を妄想するブログ、
「理想のウルトラクイズ」の第14回目です。

前回から半年もお待たせしてしまいました。
内容を忘れた方は、お手数ですが目次のページに戻って読んでくださいね。

前回:理想のウルトラクイズ[13]・伝説の総合演出と第一回チャンピオン

[この話はもちろんフィクションです。]

- 以下妄想 -

第1回アメリカ横断ウルトラクイズの映像を見続ける有休。
機内ペーパークイズが終わり、次は第2チェックポイントである。

第2チェックポイント
グァム

“ウルトラフォント”とも言われる特徴的なテロップを見て有休は心が躍る。
(ウルトラフォントって、やっぱり第1回から使われてたんだ~!)

~~~~~~VTR~~~~~~~~
カメラはグァムの海を映し出し、画面下には、ひざ下まで海に浸かった神留アナが
グァムの雰囲気を語り出した。

サンゴ礁に砕けます白い波。
そしてその向こうには、チャモロ族の悲しい娘の伝説が伝わりますラバースポイントがありますね。

それからこの肌を焦がすような太陽、ホント気持ちがいいですねー!

明るい口調で楽しそうな雰囲気が伝わってくる。
そして神留アナはビーチでクイズを待っている挑戦者に話を向ける。

「さあ、覚悟は宜しいですか!?」

少々分かりにくいかもしれないが、神留アナがグァムの雰囲気を伝える所から
カットを入れず、そのままクイズに移るシーンが好きだ。
確かプロステ2のゲーム「アメリカ横断ウルトラクイズ」でも
似たようなシーンが再現されていたはずだ。
(このシーンも入れなきゃ!と有休はメモした。)

グァムのクイズは、○×ボードを使った○×クイズ。
○と思えば○のボード、×と思えば×のボードを頭の上に上げる。
30名のうち20名が次のハワイへ勝ち進めることができるという。

第一問
チャモロ族の娘の悲しい伝説で有名な「恋人岬」はここから見える。(○か×か)

ピッ、ピッ、ピッ、ジャン!
ホールドアップ!

○が24人、×が6人。

答えは○。×と答えた6人がさようなら、東京直行である。
ここで留さんからキツい一言。

神留「しかしこれで間違っちゃったって・・・
   昨日グァム来て何してたのかしらこの人達。」

今ならご当地問題の対策は立てやすいけど、第1回だし当時はね。
それにしても1問不正解で即敗退とは厳しいな。
(まあ○×泥んこクイズも1問で即敗退だけども。)

第二問は、「グァム島を発見したのはマゼランである」という問題。
正解は○。正解したのは17名。
留さんは正解者に向けて
「この皆さんはハワイに行く事ができます」
この言葉に勝者は皆、笑みがこぼれる。

勝者には、現地の女性から「?」マークのメダルを首に掛けてもらい、ほっぺにキス。
有休は、このシーン、第1回からあったのか!と懐かしがった。

残った「?」マークのメダルは3枚。飛行機の座席でいうと3席。
この残りの3席を争って、2問目で間違えた7名がグァム国際空港にて敗者復活戦を行うという。

場面が変わり、グァム国際空港。
留さんが早口で状況を伝える。

「パンナム802便、東京行き16時発が間もなく出発する時間でありまして
刻々と時間が迫っております。」

留さんの早口のセリフに時間が迫っているのが伝わってくる。(流石だなあ)

敗者復活戦の○×クイズは2問で終了。
復活した3名の中に準優勝した女性の藤原さんと、機内第3位の宮崎さんも含まれていた。
実力者・宮崎さんの「一発勝負というのは怖いですなぁ」の言葉に
○×クイズの怖さが伝わる。

一方、敗者は留さんの「気を付けてね、本当ありがとう」の言葉で見送られ、
パンアム空港の出発カウンターへ向かった。

場面は空を飛ぶ飛行機の機内に変わり、カメラは窓から外を映し出す。
9月9日午前5時48分、「日付変更線通過」のテロップが現れ、
有休は旅をしている実感が沸いた。
(最近のテレビだとカットする所だろうなあ。)

第3チェックポイント
ハワイ

すると場面はスタジオに切り替わり、黄色の帽子を被った高嶋忠雄さんと
赤の帽子を被った吉川牧子アナが登場した。

その帽子を見て、有休の表情が明るくなる。
「帽子」とは、そう、ウルトラハット(早押しハット)の事である。

ウルトラハットキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!!

有休は初登場のウルトラハットに興奮した。

高嶋「今この変なの被ってます、実はですね、ハワイから
    この番組で考案しました早押し機が・・・」

と早速、二人でウルトラハットの実演をすることに。
すると高嶋さんは問題を読む前にお手付きしてハットが作動。
「ちょと待てちょっと待って」 と慌てて頭の「?」マークを手で戻し、
あらためて留さんが問題を読んだ。

問題:金太郎の腹掛けは何角形?

ポーン!

赤のウルトラハットが作動した。(若干、マークの立ち上がりが弱そうだが。)
早くボタンを押したのは吉川アナ。

吉川「えっと、三角形」

ブー!!
その横で高嶋さんが「四角形」 と口を出すが、正解は五角形。
二人はズッコケ、吉川アナは「もうダメ、もうダメ(笑)」

高嶋「という事で、よくお分かり頂けたかと思います。」
吉川「と言いますのもね、千分の一秒まで測定できますんで、大変性能いいハットなんです」

~~~~~~~~~~~~~~~~
高嶋・吉川アナの掛け合いが続く中、有休は驚いた。

「へ~!千分の一秒まで測定できるんですね。」

せいぜい百分の一秒位だと思っていたが、当時の早押し機の性能に驚いた。
すると、横で聞いた工藤氏が口を開いた。

「“千分の一秒”というのは、実は留が拘(こだわ)っていた数字だ。
確かどこかの浜辺で、ワイヤレスの早押し機を使ったクイズがあっただろう。」

「えっと、第13回のオーストラリアですよね。ゴールドコーストの敗者復活でしたっけ。」

「あの時、(ワイヤレス)早押し機の制作スタッフは、千分の一秒の性能を出せずに苦労したらしい。
それ以下の精度だと、ボタンを押した時同着が出やすくなって、参加者からクレームも出る。
だから留が一番、早押し機の精度に拘っていた。
早押し機のスタッフは、留さんが千分の一秒に拘らなければ、と口を揃えていたよ。」

へ~!留さんが早押し機の性能に拘っていたなんて意外だった。
「俺が早く押したのに!」みたいなクレームもあったのかな。

~~~~~~VTR~~~~~~~~
カタマラン型の船に乗った神留アナと挑戦者。
留さんの後ろにはダイヤモンドヘッド、右側にはワイキキビーチ。
船は風を受けて気持ちよさそうに揺られている。

神留「さて、これから行われます第3チェックポイント。
    チャレンジャーの皆さんは自然を楽しむ間がありません。」

クイズ形式は1対1の早押しクイズ。
10人が次のチェックポイント・サンディエゴへ行けるという。

正解は1点。3点先取で勝ち抜け。
お手付きはマイナス1点。マイナス3点で失格だという。

神留「負けてしまうと、一体どういう事になるかと言いますと、
    ライフジャケットを皆さんに差し上げます。それを着て」

すると、一艇のボートを映し

神留「カタマランヨットの後ろにありますボートに乗って、
    ワイキキの浜辺まで漕いで帰っていただきます。」

「えー!」という女性の声。
さすがウルトラクイズらしい、いかにもな罰ゲームである。

神留「泳げない方はライフジャケットがありますから心配ありません。
    ただ、サメがいます。」
 (ちょ!)

最初の対戦は女性同士。
グァムで復活した藤原さん対、米山さんの対決である。

神留「第一問!」

アメリカ横断ウルトラクイズの早押しクイズ・記念すべき第一問は、意外な問題だった。

- ここまで -

ようやく、第1回ウルトラクイズの第1週(前編)の半分が過ぎました。
VTRを視聴する有休君のシーンが長くなっていますが、
第1回の分を終わらせないと次の展開に進めません。
早く第一週を終わらせ、お昼休みのシーンを書きたいです。

次回:理想のウルトラクイズ[15]・早押しクイズ第1問とサンディエゴ

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